事業案内

enterprise introduction​

■環境アセスメントとは

土地の形状の変更や工作物の新設などの開発事業で、環境に影響を及ぼすおそれのある事業の実施前に、 その事業が環境にどのような影響を及ぼすかをあらかじめ、調査、予測及び評価を行い、 その結果を公表して住民、知事などから意見を聴き、それらを踏まえて環境保全対策や 周辺環境への配慮・調和を検討し、よりよい事業計画を作り上げていくことを目的とする制度です。

■対象事業

対象事業 第一種事業 第二種事業
(必ず環境アセスメントを行う事業) (環境アセスメントが必要かどうかを
 個別に判断する事業)

1 道路
高速自動車国道 すべて  -
首都高速道路など 4車線以上のもの  -
一般国道 4車線以上・10km以上 4車線以上・7.5km~10km
林道 幅員6.5m以上・20km以上 幅員6.5m以上・15km~20km
2 河川 ダム、堰 湛水面積100ha以上 湛水面積75ha~100ha
放水路、湖沼開発 土地改変面積100ha以上 土地改変面積75ha~100ha
3 鉄道 新幹線鉄道 すべて  -
鉄道、軌道 長さ10km以上 長さ7.5km~10km
4 飛行場 滑走路長2,500m以上 滑走路長1,875m~2,500m
5 発電所 水力発電所 出力3万kw以上 出力2.25万kw~3万kw
火力発電所 出力15万kw以上 出力11.25万kw~15万kw
地熱発電所 出力1万kw以上 出力7,500kw~1万kw
原子力発電所 すべて  -
風力発電所 出力1万kW 以上 出力7,500kW~1万kw
6 廃棄物最終処分場 面積30ha以上 面積25ha~30ha
7 埋立て、干拓 面積50ha超 面積40ha~50ha
8 土地区画整理事業 面積100ha以上 面積75ha~100ha
9 新住宅市街地開発事業 面積100ha以上 面積75ha~100ha
10 工業団地造成事業 面積100ha以上 面積75ha~100ha
11 新都市基盤整備事業 面積100ha以上 面積75ha~100ha
12 流通業務団地造成事業 面積100ha以上 面積75ha~100ha
13 宅地の造成の事業
(「宅地」には、住宅地、工場用地も含まれる)
住宅・都市基盤整備機構 面積100ha以上 面積75ha~100ha
地域振興整備公団 面積100ha以上 面積75ha~100ha
○港湾計画 埋立・掘込み面積の合計300ha以上

■環境アセスメント評価項目

環境アセスメントの対象となる環境要素の範囲

■環境の自然的構成要素の良好な状態の保持
■大気環境
 大気質
 騒音
 振動
 悪臭
 その他
■水環境水質
 底質  
 地下水  
 その他  
■土壌環境・その他の環境
 地形、地質
 地盤
 土壌
 その他
■生物の多様性の確保及び自然環境の体系的保全
 植物  動物  生態系
■人と自然との豊かな触れ合い
 景観  触れ合い活動の場
■環境への負荷
 廃棄物等  温室効果ガス等

環境アセスメントのフロー

1 : 方法書の手続きアセスメント方法(調査項目・手法)の決定

・方法書の提出
・審査 − 公告・縦覧 − 意見
・アセスメント方法の決定

2 : 環境アセスメントの実施

・調査・予測・評価の実施

3 : 準備書の手続き 環境アセスメント結果のとりまとめ

・準備書の提出
・説明会 − 公告・縦覧 − 意見

4 : 評価書の手続き準備書の再検討

・評価書の提出
・公告・縦覧
・評価書の補正

5 : 事業の実施

・事業の実施

6 : 事後調査の手続き

・事後調査の実施
・報告書の提出
・公告・縦覧